トミカワコラムその3:“ストイック”という言葉の違和感

おはこんばんちは、富川です。

 

しばらくブログを放置する癖を直したいなーというきっかけで始めた「トミカワコラム」が放置されてるなーという現状を何とかしたいなー…という考えが脳の片隅にへばりついていた。

そんな日々を過ごすうちに、ふと”ストイック”という言葉について自分がボンヤリと違和感を抱えていたことに関して、シュッと言語化できる実感を得たのだった。

またブログの放置が続く恐ろしさを感じながら執筆を開始した—

 

私・富川の経験と”ストイック”への違和感

自慢げな印象を受けるかもしれないが、私は学生時代に「”ストイック”だね」とよく言われた。

例えば、中学時代に学校で一番”ストイック”な部活の陸上部に所属し、来る日も来る日も校庭を走り回っていた。

 

走り回りすぎたことが原因で、腰椎分離症になった。

でも当時の自分は、この程度の練習量で腰椎分離症になる自分の身体の脆さに嫌気が差していた。

 

そんな当時、”ストイック”と言われるたびに違和感を覚えていたのだった。

だが、その違和感の正体は分からなかった。

 

身近な人から学んだ”ストイック”

“ストイック”という言葉に違和感を抱いていた私・富川にも、その”ストイック”さに感心した身近な人がいる。

普段セッション等の音楽イベントでお世話になっている某店の店主さんである。

お話をする度に、「良い音楽を自由にできる環境を提供したい」という強い思いを感じるのだが、その強烈さにいつも圧倒される。

とある日に訪問した際には、「さっき車にはねられてちょっと身体が痛いけど、お店のイベントがあるから戻ってきた」と笑っていたこともあった。

 

率直に言って、狂っている—

 

そう思った瞬間、霧が去るように”ストイック”への違和感が消えた気がした。

 

自分が“ストイック”の判定に厳しかったからこそ、「この人の”ストイック”は本物だ」という実感があったのだろう。

 

恐らく、自分が”ストイック”という言葉に対して抱えていた違和感は「当の本人にとっては何でもない」という部分にあるのかもしれない。

 

そんな”ストイック”な店主さんとの雑談で、「Andy Timmonsの曲を練習していたら指先の皮が化け物のように剥けてしまった」という話をした。

 

すると、店主さんは「ストイックだね~」と感心した様子だった。

 

なるほど、自分も”ストイック”なのかもしれない。

そう思いながら、今日も粛々とAndy Timmonsの曲の練習に取り掛かるのだった—

(1000字)

写真上の左~中央に注目すれば"某店"の名前が分かる写真